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ゲームのちょっとした綴り書き。 気の向くままに更新します
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最近、UPしたはずなのにエラーでUP出来てなかったって事が多すぎて参ります!
しっかりやってくれよ!忍BEサーバー!!
(昨日丸一日PC起動してなかったレグにも非はあるのですが!)

遠藤さや様へのサイト引越祝いが完成しましたのでUPします。

>メタカビ小説お願いできますでしょうか…!
更に我侭ですが、体調を崩したパパナイトを珍しく世話するカービィと、か、…!


とのリクエストでしたので、スマブラで書かせていただきました。
作中のネタは実話です。
その昔、レグが風邪引いてダウンしたときにアルタイルがカビみたいなことをしてくれてました。
ちっちゃい子だから看病らしい看病も出来ないけど、こういう心遣いがどんな薬よりもよく利きます。


遠藤様、こんな物でよろしければお受け取りくださいませ。
お気に召しませんでしたら喜んで書き直しいたしますので遠慮無くお申し出くださいね。
最後になりますが、サイト引っ越しおめでとうございます!!


『It is the best above all medicine. 』
(とっておきのお薬)



ついこないだ、ようやく木の葉が赤く色づいたと思っていたが、いつの間にか空っ風の吹く季節になった。
「最近、マリオさん帰ってこなくなりましたね」
「とうとう巷で流行している感染症がファイターにも感染したらしい。マリオも医務室で寝泊まり状態だって」
お茶の時間、カービィ達と一緒にテーブルを囲んでいたピットは空いているマリオの椅子を見てため息をついた。
たまたま遊びに来ていたピカチュウを撫でつつ、リンクも困ったようにため息をつく。


最近城下で質の悪い感染症が流行している。
高熱が出るこの感染症は時として死に至ることもあり不摂生な生活と無理が祟るとあっという間に簡単に感染してしまう。
マスターハンドはファイターに感染しないように城下への外出禁止、及び衛生管理の徹底を呼びかけていたが、普段から不摂生と不潔な生活が板についているワリオが感染源となって、あっという間に広まった。
感染した以上、今できることは二次感染を防ぐために患者と健常者を隔離して、城内のウイルスの徹底除去くらいしかない。
医学の知識があるマリオが主治医としてピーチ姫と患者を管理し、サムスやロボットなど完全防備しているグループは城内の殺菌作業に追われていた。
そのせいでピカチュウはサムスと一緒にいられず、毎日リンクの元に預けられていた。


「でも、本当にみんな倒れちゃって、トレーナー君も倒れちゃったから大乱闘も代理が回ってきて、僕も大変だ・・・」
「フォックスもだ。いつも根詰めすぎてるからまさかとは思ったけど、思った通り感染したからな」
いつになればこの騒ぎは収まるのやら・・・。
どうすることも出来ない悩みにピットとリンクは大きくため息をつく。
それに合わせたように部屋の時計が定時を告げた。
「・・・ぽよぅ」
それまでお菓子に夢中になっていたカービィが急にそわそわし始めた。
時間は四時を過ぎて回っている。
カービィは時計とドアの入り口を交互に見る。
「カービィ?どうしたの?」
「ああ、そうか。今日はメタナイトの所に泊まりに行く約束だったな」
「ぽよ!ぽよゆぃ・・・」
いつもはメタナイトの所にカービィを泊まらせるなど頑としてリンクは許していないが、今回はカービィがボスバトルを勝ち抜いたご褒美に自分から泊まりに行きたいと言い出した。
ご褒美だしカービィ本人の希望とあってはリンクも強く反対することは出来ない。
3時の大乱闘に出場した後、四時までにカービィを迎えに来るという約束だった。
だが、いつもはあれ程規則正しく物事に正確なメタナイトは四時を過ぎてもやってこない。
「ったく!どこで何やってるんだ、メタナイトの奴!!」
「あれ、リンク珍しい。いつもは来なかったら清々するって言ってるのに・・・」
「約束は約束だからな。ちゃんと守れもしないで何が・・・」
言いかけた途中、連絡通達書が送られてきた。
リンクはそれを広げて読む。
途端にリンクの視線がある一点で止まった。
そして、その通達書を折りたたむと顔を上げてカービィの方を向く。
「カービィ。残念だけど、お泊まりは中止だ」
「ぷえっ!?」
「えっ?どうして!?」
「ぴかっ?」
「ヨッシー?」
リンクの言葉にその場にいた全員が驚きの色を浮かべる。
特にカービィはリンクの言葉を受け入れられないように、涙で潤んだ視線を向ける。
リンクも辛そうだったが、今し方伝えられた残酷な事実を口にする。
「新しい感染者が出た。・・・メタナイトも感染したうちの一人に入っていたんだ」




メタナイトの感染がはっきりしたのは3時の大乱闘が終わってすぐのことだった。
その試合もメタナイトの圧倒的な単独首位で終わり、誰が見てもメタナイトが不調であるのは見抜けなかっただろう。
だが、次の試合出場を控えていたルカリオはメタナイトの波動がいつもよりも遙かに弱っていたのに気がついた。
波動は物質などが放つ精神エネルギーのようなもの、それが弱まっているという事はメタナイト自身が弱っている証拠だった。
検査の結果はやはり、ルカリオの見抜いたとおりメタナイトは感染症の「陽性反応」が出た。

「災難だったな、メタナイト」
「・・・・・」
医務室の病棟で横になっているメタナイトにルカリオは新しい氷を運ぶ。
大乱闘の後、すぐに医務室に運び込まれたわけだが病身で無理をしたのが祟ったらしい。
横になってしばらくもしないうちに症状が現れ始めた。
「無理せず休んでいれば良かったものを・・・。カービィがどんなに心配するか・・・」
「・・・言うな。気が滅入る・・・」
ルカリオの小言から逃れるようにメタナイトは顔を背けた。
やはり、カービィに対しては負い目を感じているらしい。
今日は泊まりに来るのを楽しみにしていたから、きっと落胆も大きいだろう。
カービィの為にも一日も早く回復しろ、と言い残して部屋を後にするルカリオをメタナイトは呼び止めた。
「待て、頼みがある・・・」
「何だ?」
「私の代わりに、カービィに詫びてくれ・・・。そして、しばらく、私に近寄らないように、と・・・」
カービィはまだまだ幼い子供。
懐いている人にはまるで家族のように甘えるような所があるから、隔離しているにも関わらずメタナイトの所に来るかも知れない。
だが、そんなことをしてもしカービィが感染するようなことがあっては感染が更に拡大する可能性が高い。
メタナイトの思惑を察したルカリオはひとつ頷く。
「わかった。必ず伝えておこう・・・」




「ぷええええええええええ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!いやいやいやいやいや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!」
「「「~~~~~~~~~~!!!」」」
「・・・ルカリオ」
「すまん・・・」
メタナイトの頼みに従ってカービィのいる談話室に言づてを伝えたルカリオだが、その途端にカービィは大声で泣き出した。
ルカリオとしては簡潔にわかりやすく伝えたつもりだったが、やはり子供のカービィにとって残酷な言葉だったらしい。
ピカチュウ・ピット・ヨッシーは耳を押さえるので一生懸命、リンクはバカ正直に事実を伝えて談話室を音量地獄に変えたルカリオを横目で睨む。
騒ぎの張本人として責任を感じているのか、ルカリオもその場を離れられずにいた。
マイクカービィ並みの大音量で泣きわめくカービィ。
だが、カービィをこのまま放っておくことは出来ない。
ルカリオとリンクはカービィの説得にかかる。
「カービィ、頼む諦めてくれ。メタナイトも無理をさせられる状態ではない」
「いやいやいや~~~~~~~~~!!!!」
「じゃあ、無理して一緒にいて、結果的に病気になって苦しい思いしたいのか!?」
「いや!!いや!!」
「メタナイトがカービィに病気にさせたくないと願っているんだ」「メタナイトに辛い思いをさせたいのか!?」
「いや・・・」
「「じゃあ、大人しく言うこと聞きなさい!!!!」」
「・・・・っ、ぽょ」
ルカリオとリンクに絶え間なく言いくるめられて、ようやくカービィは涙目ながらもしぶしぶ頷いて大人しくなった。
大人しくなったカービィに全員ため息をついて、ルカリオは途中送るからとピカチュウを連れて部屋を後にした。
落ち込んで拗ねたカービィの側でピットがマリオの着替えを用意している。
「ピット、それは?」
「マリオさんに着替え届けようと思って、ちょっと行ってきますね」
「それなら、ついでだから夕飯も一緒に持っていこう。医務室閉まるまで行くのは待ってもらえるか?」
リンクのもっともな言い分にピットは素直に賛成した。
カービィはその様子をじっと見ていた。

「☆!!」
カービィが何か思いついたのか目を輝かせる。
そして、ピットが目を離した隙に用意してあった着替えをこっそり隠した。





深夜の医務室。
今日も数えられないくらいの患者を診てきたマリオもさすがに疲労の色が浮かんでいる。
時計を見ると、最後に食事を摂った時間から早くも12時間近くが経過していた。
「ぽ~よ!」
「ん?おや、カービィ」
振り返ったマリオの目に映ったのはカービィだった。
カービィは風呂敷に包んだものを持ってきていた。
「ぽよ!」
「届けに来てくれたのかい?リンクかピット君に頼まれたのかな?ありがとう、でも今は悪い菌がウヨウヨしているからね。ちゃんとマスクは付けなさい」
マリオはカービィから荷物を受け取ると、代わりにカービィにマスクを付けた。
荷物にはマリオの着替えとおそらく今晩の夕食のおかず、あたためないでそのまま持ってきたのか冷たいままだった。
だが、医務室に缶詰状態のマリオにとってこれほど嬉しい物はない。
「ああ、これはおいしそうだね。ありがとう、おいしく頂くよ。せっかくだから、あたためてくるよ。カービィも一緒にどうだい?」
「ぽよっ!ぽよぽおよっ!!」
嬉しそうに返事をしたカービィに微笑んでマリオは荷物を持って奥の仮眠室に入る。
その間にカービィはきょろきょろと医務室を見渡して、メタナイトのベッドを探した。
カーテンフックに掛けられた名前を確認して探していく、メタナイトのベッドは一番端の窓際だった。
起こさないようにそっとカーテンの下をくぐって入るカービィ。
メタナイトはカービィが入ってきたことも知らず、苦しそうに息をしながら眠っている。
「ぽよぉ・・・(めた・・・)」
ルカリオが話してくれたよりも辛そうなメタナイトの様子にカービィの目が潤む。
お泊まりが出来なくなったと聞いたときも辛かったけど、メタナイトが苦しんでいる様子を見るのはそれ以上に辛かった。

「・・・カービィ」

「ぷ!」
眠っていたはずのメタナイトに名前を呼ばれたカービィはビックリして身を引きつらせた。
次の瞬間、駄目って言われていたのを思い出して怒られるかと思わず身を竦ませたカービィだが、いつまで経ってもその様子はなく、メタナイトもカービィの方を向かない。
どうやら寝言のようだ。
「ぽよぽーよ?(ボクの夢見てるの?メタ・・・)」
どんな夢を見ているのか気になってメタナイトの顔を覗き込むカービィ。
眠っているときも仮面は外さないから表情は伺えないが、普段黄色の目が見える所がうすく濡れる。
「すまない・・・」
「!!」
それは紛れもなく、カービィに対して向けられた言葉。
あれ程お泊まりを楽しみにしていたカービィを悲しませてしまったことに対する贖罪の気持ち。
カービィを守るために取った行動とはいえ、彼を悲しませたことにメタナイトは自分を責めて止まなかったのだ。
カービィはそっとメタナイトの手を取って、その手に頬をすり寄せた。
「ぽよ、ぽよぽよ、ぱあよ。(ボク、大丈夫だよ。だから、メタは早く元気になってね)」


「カービィ。用意が出来たよ、食べないのかい?」


マリオが呼んでいる声が聞こえた。
「ぱゆっ!!(今行く!!)」
返事を返してマリオの元へ向かう。
去り際にカービィはもう一度メタナイトの方を向いた。
メタナイトはカービィが来たことに気がついた様子もなく眠っている。
カービィは『バイバイ』と小さく手を振って、その場を後にした。





翌朝、メタナイトは朝日が昇るのと同時に目を覚ました。
昨夜の夢が良かったせいか、気分が昨日に比べて楽になったような気がする。
カービィの夢だった。
せっかくのお泊まりを中止にしてしまったからどんなにガッカリさせただろうと気に病んでいたメタナイトだが、夢のカービィは首を振って許してくれた。
そして優しくあたたかい手でメタナイトの手を取ると『早く元気になってね』と笑ってくれた。
「(私としたことが、随分虫のいい夢を見たものだ・・・)」
まるで自分の願望がそのまま夢として現れたような夢。
諦めるように首を振ってメタナイトは喉の渇きを覚えて、側にある水筒に手を伸ばす。
「・・・?」
水筒に手を伸ばしたときに、左手に感じた感触にメタナイトは体を起こす。
夢でカービィが握っていてくれた方の手は何かを握りしめていた。
ゆっくりと手を開くと、握りしめていたものが現れた。
「これは・・・!」
手のひらに乗るほどの小さな星、それは間違いなくカービィのワープスターだった。
以前カービィに彼の力の源と説明したそれがメタナイトの手の中にある。
それは紛れもなくカービィがここに来た証拠、そして彼からのメッセージでもあった。

『早く、元気になってね』

夢の中でカービィが言ってくれた言葉。
それは単なる夢ではなく、正夢だった。
メタナイトはその手に載せられたワープスターを優しく慈しむように撫でる。


「ありがとう・・・、カービィ」
 

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