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ゲームのちょっとした綴り書き。 気の向くままに更新します
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ラクガキドロップスの蜜柑様への相互リンク記念作が出来ました。

>メタカビのメタ攻めまくりの小説を是非・・・!

とのことでしたので、こんな感じでよろしいでしょうか?


普段クールで人一倍自制心が働いているメタナイト卿のこと、ちょっとやそっとのことでは攻めまくってくれないだろうと思ったのでお酒の力を借りました。
でも酔うなら出来るだけロマンティックなお酒が良かったので、クロ=パラントゥを出しました。
ちょっとクロ=パラントゥについて説明します。

【クロ=パラントゥ(CROS-PARANTOUX)】
フランス・ブルゴーニュワインの作り手で「ブルゴーニュの神様」と呼ばれた「アンリ・ジャイエ(Henri Jayer)」が開墾した畑「クロ=パラントゥ」で作られたワイン。今は作り手が亡くなっているので日本で買うと100万以上は軽く越えてしまうほどの代物。赤ワインで無数の花を集めたようなふくよかな香りが特徴的、ソムリエの評価によると「とても甘美で繊細なワイン」なんだとか。一言で言うととてもロマンティックなワイン、ということです。

別にレグルスはワイン好きとか酒のうんちくが好きな訳じゃないのでその辺誤解しないようお願いします。

【拍手返信】
クウラ様:初めまして、ご丁寧にご連絡くださいましてありがとうございます。最初はあまりにマイナーだと思っていたのですが、同志様見つけた嬉しさでついお声を掛けずにはいられませんでした。やっぱり彼氏の方が年下で彼女の方がお姉さんっていいですよね!こんなサイトでよろしければどうぞリンク貼ってやってくださいませ。よろしければ、こちらからもリンク張らせていただきたいです。
それでは、これからも影から応援しております

『CROS-PARANTOUX』
(クロ=パラントゥ 赤ワインは馥郁の香り)



「・・・これは一体どういう事ですか、陛下」
夜、デデデの部屋に呼び出されたメタナイトの開口第一声がこれだった。
その場は、一言ではとても言い表せない燦々たる光景が繰り広げられている。
どこから仕入れたのかは不明だが、大量の酒と肴がその場一面に広げられ、デデデやエスカルゴンはもちろん、ワドルドゥやワドルディ兵士はともかく大臣一家までへべれけに酔っぱらっている。
足下でうめく声にメタナイトが視線を向けると、ソードとブレイドが地面に這い蹲って倒れていた。
悲惨な姿になっている部下にメタナイトは駆け寄った。
「ソード!ブレイド!どうした!?」
「きょ、卿・・・、お逃げください」
「また、陛下はつまらぬ事を・・・」
息も絶え絶えに二人はメタナイトに言いつのる。
いつものように、発作的に何か騒ぎをやらかしたくなったデデデはいきなり城内の酒蔵を全部開放し、『酒池肉林パーティ』をやると言い出したのだ。
最初は止めようとした大臣夫婦及び一家だが、高級ワインを大奮発されるともうぐうの音も出なかった。
無礼講の無法地帯となったデデデの部屋は通りがかったソードとブレイドにまで酒を無理強いさせる始末。哀れにも酒にはめっぽう弱かった二人は床に倒れる羽目になってしまったという。
あまりに情けない、つまらなくくだらない話にメタナイトは頭痛を覚えて思わずこめかみを押さえた。
「んぉ!やぁっときたかぁ、メタナイトー!!お前も今宵は酒池肉林を楽しむゾーイ!!」
「陛下のご命令でゲース!!飲むまで返さないでゲスよー!!」
「陛下!エスカルゴン殿!悪ふざけもほどほどに・・・」
もはや泥酔しているデデデとエスカルゴンにメタナイトは詰め寄るが、いきなりマントを引っ張られて後ろへ引きずられる。
「まあまあ、メタナイト卿。今宵はせっかくの陛下のご厚意・・・」
「いつも根詰めすぎですから、今夜くらいは・・・」
「そうよ。飲みなさい!それとも私の酒が飲めないって言うの!?」
「堅いこと言わずに楽しくやろうよ~」
「パーム大臣まで!フーム、ブン、お前達未成年だろう!!」
酔って絡んできたパーム大臣一家にメタナイトの声が荒くなる。普段子供達のお守りをしているはずのロロロとラララは酔いつぶれて眠っていた。
「むむっ!メタナイト卿は素面の様子!!ワドルディ達よ、メタナイト卿に酒をお注ぎしろー!!つづけー!!」
『~~~~~~~~~~!!!』
ワドルドゥのアルハラ指令にワドルディ達がメタナイトめがけて押し寄せてくる。
パーム大臣もそれに合わせて新しいワインの栓を開けた。
その途端、その場に無数の花を集めたような香しい匂いがメタナイトの鼻孔をくすぐった。
酒を嗜む趣味はないメタナイトだが、この香りには覚えがあった。
(この香りは・・・、確か『クロ=パラントゥ』)
「かかるゾーイ!!」
デデデの声に我に返ったメタナイトだが、その時には既に逃げ場は全て塞がれていた。




住民の殆どが眠っている深夜のププビレッジは誰の姿も見えない。
そんな村をピンクの丸い、カービィが走ってデデデの城へ向かう。
昼間、フームの所へ遊びに行っていたカービィはお土産にフルーツクッキーをもらったのに、ブンと遊ぶのに夢中になって城に置いてそのまま家に帰ってしまった。
寝る前になってようやくそのことを思い出し、忘れて食べられないうちに取りに行こうとカービィは城へと走っていた。
「ぽよ?」
飛んで城の中に入ったカービィはきょろきょろと辺りを見渡す。
いつも城壁や中庭にワドルディ兵士が何人かいるはずなのに、今夜は誰一人いない。
「ぱあゆ?(どうしたんだろう?)」
とりあえずクッキーを取りに行かなくては、そう思ったカービィはクッキーの置いてある場所を思い出そうとした。
フームからもらったクッキーの袋は二つ、一つはカービィの、もう一つはメタナイト卿へのお遣い。お遣いに行って一個届けたときに、ブンが遊びに誘ってくれて・・・。
「ぽゆいっ!(あそこだ!)」
メタナイト卿の部屋にある畳の上、あそこにカービィのクッキーの袋を置いてきた。
そうとわかれば話は早い。カービィは一目散にメタナイト卿の部屋に向かった。
メタナイト卿の部屋のドアはちゃんと戸締まりされている。
カービィは口から一個の鍵を取り出すとドアを開けた。
前にメタナイト卿がカービィに手渡してくれた物、用があったらいつでも来るようにと言ってくれたから開けても大丈夫。
灯りが付いていない部屋は誰もいない、カービィの目指す物はちゃんと記憶通り畳の上に置いてあった。
「ぽようー♪(あったぁ、よかったー)」
クッキーの袋を手にカービィは喜んで袋にほおずりする。
袋越しにクッキーの感触がして、まだ口にしていないクッキーの味への期待が胸一杯に広がった。

キイィィィ

「ぽよ?」
ドアが微かに開く音にカービィは後ろを振り返った。
廊下から漏れてくる灯りが逆光になってドアの前に立っていたメタナイトの表情は伺えない。
勝手に夜分鍵を開けて部屋に入っていたというのに、メタナイトはカービィに何も言わない。
いつもとは違う雰囲気のメタナイトにカービィは首を傾げた。
「めた、きょー?」
「・・・カービィ」
声をかけるとメタナイトは微かに顔を上げてカービィの方を向いた。
しかし、カービィに向けられた目、いつも仮面の向こうから見える黄色い目は今は緑色、それも所々揺らめいたような焦点のはっきりしない色をしている。
一瞬カービィの目の前からメタナイトの姿が消えた。
そう思った瞬間、カービィは何といつの間にか移動したのか、すぐ側に立っていたメタナイトに抱きすくめられてしまっていた。
「ぽ、ぽえっ?ぽよっぽよっ!?(ど、どうしちゃったの?メタナイト卿!?)」
いつもとは違う明らかに様子のおかしいメタナイトにカービィは必死に腕の中でもがく。
腕の中でごそごそとか弱いながらも抵抗しはじめたカービィにメタナイトは笑い声を、もちろんいつもカービィに聞かせるような優しげなものとは違う、嘲笑うような忍び笑いを漏らした。
そして軽やかに指でカービィの頬をなぞると顔を近づけて囁くように告げる。
「・・・悪い子だな、カービィ。そなたの方から私の元へ夜這いに来るとは・・・」
「ぽぷえ?(何のこと?)」
「とぼけたフリをするとは、尚更いけない子だ」
そう言ってメタナイトはカービィの唇に触れる。
しばらくは指先でふにふにとした柔らかいカービィの唇の感触を楽しんでいたが、指を離すと今度は自身の仮面を少しずらして口元を露わにする。
そして・・・。
「ーッ!!」
いきなり口づけを受けたカービィは咄嗟に抵抗することを忘れてしまった。
抵抗をしないことをいいことに、その隙にメタナイトは無遠慮にカービィの口内に舌を這わせると逃げまどうカービィの舌を捕まえて思うがままに愛撫した。

(ひえええーー!・・・あれ?)

最初は訳がわからず今の状況に困惑するばかりだったカービィだが、口づけを受けたときから微かにメタナイトから香る匂いに惹きつけられた。
前にフームに連れて行ってもらった苺畑、そんな甘くて優しい匂いと、香りのいいお花のブーケを沢山集めたような素敵な香り。
その香りと今受けている口づけは非常に相性がいいのか、最初は抵抗することしか考えてなかったカービィも自然とそのままその雰囲気に身を任せるようになっていた。
「ふ、ゃあ・・・」
カービィにとって永遠に続くのではないかと思われるほど長く感じられた甘いキスはようやく終止符を打った。
初めてのキスにすっかりメロメロにされてしまったカービィにはもはや抵抗しようとする気さえ起こらない。
だが、これで終わりにする気はないのか、メタナイトは傍の畳の上にカービィを押し倒す。
そして優しく愛おしむようにカービィの体を愛撫する。撫でられる度にぴりっとした静電気のような感覚がしたが、カービィにはその手を止めることは出来なかった。
「ぽゆぅ・・・」
「そう、いい子だカービィ。そのまま、大人しく・・・」
優しく耳元で囁かれると、またあの香りがして体中の力が難なく抜けていくような気がする。
そして、メタナイトが何をしてくるかドキドキする胸を押さえたまま待った。

ところが・・・。


フラッ
 

いきなりメタナイトは糸の切れた操り人形のようにその場に倒れ込むと動かなくなった。
何をするのか若干期待していたカービィは首を傾げて倒れかかって来たメタナイトを見る。
「めた、ぽようぃ?(めたないと、どうしたの?)」
「・・・・・」
メタナイトは答えない。
微かに細く定期的に息をしていることから、どうやら眠っているようだ。
どうしようか、迷ったカービィはとりあえず部屋を見渡す。
何故か今夜に至ってはいつもメタナイトと一緒にいるソードもブレイドもいなかった。
フームを呼んで何とかしてもらおう、そう思ったカービィはそっとメタナイトの腕の中から抜け出すと部屋の外へ向かう。

だが、ドアに手をかける前にカービィの手を掴んで引き留めた者がいた。
もちろん、この部屋にいるのはカービィを除き一人しかいない。
「めた・・・?」
「・・・行くな、カービィ」
メタナイトは畳の上に突っ伏したまま、言っていた。
動いたのはその時だけ、どうやら寝言らしい。
それでも、その一言を聞いたカービィはメタナイトを残して部屋を出ることなど出来なかった。
せめて苦しくないように仰向けに寝かせると、そっと仮面の上、いつもメタナイトがカービィにしてくれるように額にあたるところを撫でた。
「ぽよぽよ、ぽーよ(ぼくはどこにもいかないよ)」
そう言ってカービィはメタナイトの隣で横になった。
じきにすやすやとカービィから寝息が聞こえる。
夜半、微かに寝返りを打ってメタナイトはカービィの方を向いた。
仮面で隠された口から微かに寝言が漏れる。


「Je vous aime・・・」(愛しているよ)



「はっ!!」
自分の見ていた夢にメタナイトは弾かれた様に目を覚ました。
昨日の夜、デデデ達に酒を無理強いされて、最初に飲んだヘンリ・ジャイヤーのクロ=パラントゥからそれ以上飲んだ物、それ以降の記憶が全くない。
そこは見慣れた自分の部屋、窓からは夜明けの日差しが差し込んできている。
嫌な夢だった。夜分部屋を訪れたカービィに自制心を無くし、接吻までしたのみならずあわやもう少しで危ないところだった。
夢で良かった、そうため息を付いたメタナイトは傍らで眠っていたカービィにぎょっとした。
(まさか、夢ではなかったのか・・・)
そう思うと背筋が冷たくなっていく。
だが、眠っているカービィは幸せそうな寝顔を浮かべると一言『メタナイト』と呟いた。
(私の、夢を見ているのか?カービィ・・・)
メタナイトの表情が自然と緩む。
ブランケットもない状態で眠っていたカービィにそっと自分のマントを掛けた。






翌朝、昨夜の飲み過ぎのせいで悪酔い性の二日酔いを起こしたデデデ、エスカルゴン、パーム大臣一家、ワドルドゥ、ワドルディ達にメタナイトの采配でとびきり苦い胃腸薬の処方を手伝っているカービィの姿があった。

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